新人時代は、仕事を勉強だと思ってしまうことがあります。
何もかもが初めての経験で、それを学んでいくことで確かに自己が成長していくわけで、学校に通っていた頃の気持ちでつい「勉強になります」とか、「勉強させてください」とか言ってしまうことさえあります
しかし、この考え方は仕事をしていく上ではとても危険な考え方です
【目次】
職場と学校の根本的な違い
当たり前ですが、職場と学校は違います
学校=お金を払って、自己を成長させる場所
職場=お金をもらって、他者に貢献する場所
勿論、(特に新人時代は)仕事を通じて成長していくものですし、失敗などをすることで返って他者(同僚、上司、顧客)に迷惑をかけることも少なくありません
そして、失敗さえも糧に成長するのも職場です
しかし、自分の成長の為に職場があるわけではありません
仕事を通じての成長はあくまでも、もらったお金に見合う貢献をすることによる副産物です
「学びました」が禁句だった私の新人時代
上記の思いは、私の新人時代の苦い経験によるものです
あるプロジェクトで、私は手ひどい失敗をしました
その際に、上司と一緒にお客様に対して報告をする際にうっかり「今回の一件で、●●について学べました」という表現を使ってしまったのです
お客様は、その時何もおっしゃいませんでしたが、上司と二人きりになったとき上司からは厳しく注意されました
プロとしてお客様から対価を頂いてる仕事をしているときに「学びました」という言葉を使うな
正直、謝罪の原因になった失敗を報告したときよりも厳しい口調で逆にびっくりしました
失敗は誰にでもある。しかし、仕事はお前が学ぶためにさせてるんじゃない
そういう意味のことを説明されました
私自身、その時に自分の考えの甘さを思い知らされました
自分は、何に貢献できるかを常に考えよう
仕事は勉強ではないというのは当たり前のことのように思えるでしょう
それでも、無意識に仕事を勉強と捉えてしまうときがあります
それは自分の仕事の意味が見えていないことの証です
そんな気持ちになってきたのであれば、その仕事の意味をもう一度考えてみましょう
- この仕事は誰のためにやっているのか?
- この仕事で誰が喜ぶのか?
この問の答えを探すべきときです
「転んでもただでは起きない」
それは、失敗した失敗から学ぶのは自分の為ではありません
その失敗から自分が何かを学びとるのではなく、職場や顧客に取ってその失敗から得ることができるものを探し出しましょう
それができるようになったとき、プロになれたんだと思います。
以上 仕事を、勉強と思ってしまう自分に対して気を付けるポイントの記事でした
まとめ
− 新人時代、仕事から「学ぶ」という姿勢になることが多い
− しかし、報酬をもらっている以上その考えは捨てるべき
− 失敗から学ぶことは多いが、それを今の仕事や顧客にどうやって還元するかを考えるべき
コメントを残す