仕事をやっているときに、チームのメンバーや顧客、環境などが原因で成果が上がらないということはあります
しかし、それに対して自分のできることは限られています
そんなときは、自分のできることに集中することこそこが唯一の処方箋です

【目次】

ニーバーの祈り

f:id:tatsujinwork:20180728101938j:plain

神よ、変えることのできないものを静穏に受け入れる力を与えてください。

変えるべきものを変える勇気を、

そして、変えられないものと変えるべきものを区別する賢さを与えて下さい。

有名な「ニーバーの祈り – Wikipedia」の一節です
仕事の上で自分にできることに、できないことを意識し続けることは大事な考え方です。

できないこととは以下のようなものです

  • 環境の問題
  • チームメンバーが行うべき仕事(上司/部下/同僚を問わず)
  • 顧客の問題

勿論、仕事の重要性によっては他人の仕事や環境の問題に突っ込んでいって仕事を円滑にすすめるために自分ができることは積極的に取り組むべきです

一方で、自分ではどうしようもないことに心を乱されて自分が「本来すべきこと」「できること」が、後回しになる例が私の周りにもよくあります。

できることにに集中しよう

誰かの行動が原因で、仕事が上手くいかないならば、その人の行動が変わるのを待つのではなく、自分にできることを考えましょう

f:id:tatsujinwork:20180722134148j:plain

決断してくれない上司や顧客の動かし方

例えば、中々行動を起こしてくれない上司に対して、行動をさせるために自分にできるアプローチを変えてみましょう。

何故、行動を起こしてくれないのかを推測し、必要であれば本人に直接聞いて、その対策を打ちましょう

彼または彼女は、その決断の重要性に気付いてくれていないのかもしれません

→何故それが重要なのか、客観的な事実を集めてみましょう

彼は、どうすれば良いのか具体的に把握していないのかもしれません

→やって欲しいこと、決めて欲しいことを明確に伝える方法を考えましょう

場合に寄っては上司や顧客であっても自分が後輩や部下にやって欲しいことを指示するくらいの詳細さで具体的な仕事の内容を定義しましょう

環境の中で最大限のパフォーマンスを上げる方法

会社で仕事をしていると環境面で、仕事の成果が上がらないと感じることは多々あります

  • 調整に時間がかかる
  • 組織の福利厚生が充実していない
  • パソコンやソフトウェアの使い勝手が悪い

それでも、その環境に不満を抱いて鬱々するよりも、その環境の中で最大パフォーマンスをあげるための方策を模索する方が、生産的です

近視眼にならない

この考え方を実現しようとしたとき、気をつけなければならないことがいくつかあります

f:id:tatsujinwork:20180430104551j:plain

環境を絶対視しない

環境に適応することは大事ですが、環境を絶対視する必要はありません

世の中を広く見て自分の置かれている環境が、あまりに特殊ならば環境を積極的に変えることも選択肢です

特にコンプライアンスや健康面、プライベートにインパクトを与えるような特殊なルールや環境にあるならば、適応するより環境を変える方が健全です

自分を追い込みすぎない

この考え方を突き詰めれば、成果があがらない、仕事が上手くいかないときの原因が全て自分にあるような気がしてきます

すべてに対して当事者意識で仕事をこなすことはとても大切ですが、そのために自分を責めるような思考になっていないかを常に意識しましょう

自分を責めることは、自分以外に対しての不満をため込むのと同じくらい非生産的です

時々ふっと気を抜いて、仕事全体を見渡して冷静に自分のできることを見つけ、優先順位をつけなおしましょう

心乱された状態で行う仕事のパフォーマンスは低いことを意識しすぎましょう

大事なのは立ち止まらないこと

f:id:tatsujinwork:20180430105102j:plain

何らかの理由で成果が上がらないとき、焦って心乱されたりあるいは、誰か何かのせいだからと達観して自分の仕事を放棄しないいことです

立ち止まらないで、できることに集中し続けることで、暗礁に乗り上げていると思われていた仕事は必ず動き出します

以上 仕事を進めていく考え方として、「自分のできることに集中すること」についと記事でした

まとめ

−自分の成果にこだわるならば、環境への不満やいらつきを忘れ眼の前ある「できること」に集中するのが一番

−周囲が変わらないならば、自分が動き/変わることで仕事を推し進める

−この考え方は、一方で自分を追い込みすぎる考え方です。仕事全体と自分の心の状態を冷静に見極める時間を保つ必要がある

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です