ビジネスで結果を出すための戦略や仕事の段取りを考えるとき、ついつい制約を考えすぎてしまい、袋小路にはまりこむことがあります
そんなときは、一度制約をすべて取り払って理想から考えるというアプローチを取ることで、解決策が導かれることがあります
【目次】
理想から考えるとはどういうことか
あらゆる制約を取り払い、その仕事がどのような結果を迎えるのが自分にとってベストなのかを考えることです
最初から理想的な結果がイメージできるのであれば、そこからスタートします
しかし、理想がイメージできないならば、以下のような制約を一つ一つ洗い出してその制約がない状態をイメージすることで理想の結果が見えてきます
例えば、以下のような制約をいったん取り去ってみましょう
● 締切が迫っている
締切がなく十分な時間が取れればどんな結果にできるのか?
● 予算(お金)がない
お金があれば、どんなとこにお金をかけて理想的な結果が出せるのか
● リソース(人手)がない
誰に助けてもらえれば、理想の結果が得られるのか
足りないのは人数なのか、スキルなのか
理想と現実のギャップを明確にする
自分の理想が明確になったら、その理想と現実のギャップを明確にしていきます
- 期間が足りないのは、何日たりないのか?
- 予算が足りないのは、いくら足りないのか?
- 人手が足りないのは、どんな人にどのくらい助けて貰いたいのか?
そして、各々についてどうすれば解決出来るかを考えます
理想型があるからこそ打開策が見つかる
- 期間については、全部を一気に仕上げるのではなく、一部だけを期限までにしあげることはできないか。
- 分割することで理想の結果に近づけることができるのであれば、そのように関係者を説得できないか
- 予算が足りないならば、理想型を提示することでより多くの予算を引き出すことはできないか
- 理想型にするための投資とそのリターンを計算することで投資回収はできないか
- 人手は、プロジェクト期間中、フルタイムではなく週何日かだけたすけてもらえないか
- あるいは一定期間だけヘルプを、お願いすることはできないか
上記はいずれも周囲を巻き込み、説得する必要がある施策です
だからこそ、理想型が力を持ってきます
仕事がいき詰まったとき、一呼吸おいて理想を考える
もちろん、理想通りに行かないことは多々あります
ただし、理想型をイメージしたうえで、その理想にたどり着かないのと、理想を持たずに結果を受け入れるのでは結果がかわります
理想を持っていれば、思わぬアイデアが制約を打開する策として浮かぶこともあります
また、理想に到達できなかった原因を追求することで次に同じような仕事が来たときの大事な経験値になります
何よりも、制約に翻弄され、目標を見失ってしまいそうなとき、理想型を考えることは発想の転換につながる大切な手段です
ぜひ、仕事に取り組むときや今取り組んでいる仕事について理想を考えるを実践してみてください
以上 仕事が行き詰まったときに理想から考えるアプローチについての記事でした
まとめ
− 仕事で行き詰まってしまったときに、打開策を考える手立ては「理想」から逆算すること
− 「理想」とは、お金/時間/人/技術などの制約を取り払われた状態
− その「理想」と現状置かれている状況を整理することで、打開策につながる発想をえることができる
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