文書を書いていて迷うのは、意外にも全角を使うべきか半角を使うべきかという方がいます
基本は、会社やプロジェクトのルールがあるのであればそちらに合わせるべきですが、一般的にはどうなのかを記載します
私がシステムエンジニアの世界で生きてきたこともあり、そういう好みが入っていることを申し添えておきます
混ぜるな!「危険」
まず絶対にやるべきではないのは、全角と半角を意識せずに同一文書内でまぜて使うべきではありません
以下のようなデメリットがあります
- 検索しにくい
- 文書を読む方に違和感を感じさせる
以下の半角/全角の利用方針は会社や仕事によって異なることがありますから、頑なになる必要はありませんが、半角か全角か統一することだけは、確実に行いましょう
英数字は、再利用性の観点から半角推奨
英数字(a〜zや1〜9)は、半角で記述するほうが良いです
数字は、計算資料や統計資料からコピーをする事が多くあります。
また、逆に作られた文書からコピーして、Excel等の表計算ソフトに貼り付けて利用することも多々あります
そのようなときに、数字が全角で記載された文書だと情報をコピーするとひと手間かかります
英字についても、英文等からの再利用で同様の問題が発生するため、同じく半角を利用した方がよいでしょう
カナの半角表記は前世紀の遺物
カタカナは、全角を使う方が良いです。
たまに、半角カナを好んで使う方がいますが、これはパソコンの歴史に由来します
過去は、ワープロやパソコンはフォントサイズの調整が柔軟にできず、カタカナについては、半角にすることで、文章全体の幅を調整をするのが文書作成のスタンダードに、なっていた方がいました
未だに稀にですが、半角カナで書く方が「文章がシャープに見える」という感覚値を持っている方がいます
また、一行になんとか収めたいなどの理由で半角カナを利用する方がいます
しかし、フォントサイズが細かく設定できる今、幅を合わせるために半角カナを利用する理由はありません
「シャープに見える」は、感覚的な話で、反論は難しいですが、濁点や半濁点が別の文字として表現される半角カナの文字は違和感を感じる方も多いのも事実です
また、半角カナはコンピュータの処理上で問題になることが多々あります
可能な限り半角カナは、利用しないようにしましょう
記号も半角表記をメインに
以下のような記号も半角を使うことを徹底するほうが良いです
-/:;()¥&@.,?!’`[]{}#%^*+=_|~<>$
ただし、全角にしかない記号は、当然ながらその限りではありません
【】『』《》「」等のかっこきごう
※☆★等です
以下の記号は状況により使い分けが必要です
米印/アスタリスク
※*などは、同じ米印といった形で説明されまずが、使い分けることが多いです
例えば、文章中に半角のを使って注意書きがあることを示して、文末にその部分についての説明を入れる場合、少し目立たせる意味で*を全角の*に置き換えて説明することがあります
@マーク
こちらは、Web上に公開される文書の場合で、メールアドレスに使われている場合、あえて全角を利用することがあります
これは、メールアドレスをWeb上から自動で収集するロボット対策として使われていましたが、最近はあまり効果がなくそもそもメールアドレスをWeb上に公開する必要がある場合、メールアドレスそのものを画像化するなどの対策が行われることが多くあまり意味がなくなってきました
以上 英数字カナ記号の入力について、半角表記/全角どちらを使うべきかというスタンダードについての記事でした
まとめ
− 半角/全角の使い方は同一文書内では統一すべき
− 英数字は、半角。カナは全角にするのが一般的
− 記号も半角が基本だが、事情によって使いわかることがある
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