ビジネス文書で、使われる言葉にはいまだにちょっと特別なものがあって、結構使い慣れているものも勘違いして使っていたりするものがあります

間違いやすいものを集めてみました

可否と能否の違い

可否は、「可能か否か」という意味ではありません

「するべきか否か」という意味です。この勘違いはかなりまん延しているように感じます

可能か否かの意味は、「能否」になります。

ビジネス上の致命的な間違いの例

この勘違いはビジネス上ではかなり致命的な間違いを引き起こしかねません

かつて、システム化の案件のプロジェクトにおいて、チーム内である案件について「コストがかかりすぎるので、システム化すべきでない」という結論がでている案件がありました。

しかし、お客様から「可否」を聞かれたメンバーが、「可」と回答してしまっていたのです。

「可」と答えたメンバーは、「技術的な可能性を聞かれた(そういう担当だった)」と思い、可能か否かであれば「可」と回答してしまっていました。

即ち、質問を受けた側が「やれるかやれないかで言えば「できる」けど、やるべきではない」と思っていたのにも関わらず、上記の勘違いをしていれば、可否の答えは「可」と、答えてしまったのです

この件は後日の別のミーティングで勘違いが判明し、事なきを得ました。

能否を使うのは一般的ではない

可能か否かを問う場合の言葉は、「能否」という言葉が他にありますが、あまり一般的ではありません

「可否」は、積極的には使わない、使われている場合は、念のため「するべきか否かですよね」のように言い換えて誤解を予防するなどの措置をとるのが賢明です

その他にも間違いやすいものを集めてみました

決裁と決済の違い

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決裁は、決定を下す

こちらは、上位の方が何かの決め毎に対して、決定を下すことです。
「〇〇の件に決裁を下す」とか、「決裁を仰ぐ」という風に使います

決済は、お金を払う

こちらは、費用の支払いを意味します
「電子マネーによる決済」といったときに使う言葉です

精算と清算の違い

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精算はお金を払う

例えば、飲み会の割り勘をみんなから徴収するというときには、こちらの「精算」を使います

清算は、借金の返済

似ていますが、清算は、借金の返済や倒産等により会社を無くしてしまうような時に使います
あまりポジティブな言葉ではないので、「精算」と混同して使うと「縁起でもない」と嫌がられることがあります

お勧め、お薦め、お奨めの違い

こちらも、よく混同して使われていますが、漢字を、使った熟語を思い浮かべると間違いません

お勧めは、一緒にやること前提

勧誘という言葉を思い浮かべるとよいです

例えば、部活動への入部を勧める等が用例になります

お薦めは、自分の経験したこと前提

推薦という言葉を思い浮かべるとよいです

例えば、お薦めの書籍等、自分が読んだりして良かった何かをすすめるときは、この言葉になります

お奨めは、成長に貢献する前提

奨励など、すすめることと励ますことがセットになる言葉から奨めた相手に成長を促すためのおすすめになります

言葉の意味から考えてもビジネス上で目上の方に使うことはまずあり得ない言葉です

個人的には使わないにこしたことのない言葉です
(使うと上から目線になる)

昇進と昇格の違い

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会社用語、人事用語ですがたまに誤用が見られます

昇進は役職に就く

課長、部長、マネージャーなど組織の長などに就く場合は、昇進を使います

昇格は社内資格のランクアップ

多くの会社では、昇進の要件に相応の社内資格に昇格していることを定めているため誤用されがちです

昇格は昇進とは違うため社内的にはあまり公表されません

昇格=役職に就くことではないので、昇進と同じつもりで使うと誤解を招きます

ちなみに、役員以上になる場合は上記のどちらも利用せず「就任」を使うことが多いようです

以上 間違いやすいビジネス用語の主なものを紹介しました

まとめ

− 可否は、可能か否かではない

− 間違いやすいビジネス用語は、誤用すると思わぬ誤解をまねくので注意

− 不安であれば、別のもっと口語に近い言葉に言い換えるほうが無難

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