毎日の仕事をしていて、時間がどんどん過ぎていきいつも時間に追われているような感覚にとらわれることがあります。
ひところ流行ったように、食事を記録するだけでもダイエットに効果があり、家計簿は無駄遣いの削減に効果があります
ならば、時間についても家計簿をつけるとどんな効果があるのかを説明します
その後、時間の家計簿をつける方法についても説明します
【目次】
時間家計簿の効果
見えない時間が、見えてくる
朝やろうとしていた仕事が夕方になっても何もおわっていない
そんな経験は誰しもあります
家計簿を付けることで、その実態が明らかになります
例えば、メールチェック、勤怠管理のためのシステム入力、書類を探す作業、同僚からの質問への回答、トイレ、コーヒーを買いに行ってリフレッシュルームで軽く同僚と雑談、忘れていた伝票精算作業、資料作成のための準備資料を探すためのメールの整理
想定していなかった差し込み仕事や仕事ではない休憩的なものの多さに驚かされます
時間の使い方の癖が見えてくる
何日も付けていると、同じような作業なのに時間帯によって効率がまるで違うことがはっきりみえてきたりします
言い古された話ですが午前中は、頭を使うアウトプットの作業の効率は良いですが、夕方は全然ダメというのが実感としてわかってきました
曜日による特徴がわかったり、一緒に食事やアルコールの摂取状態を記録しておくとより明確な傾向が見えてきます
ちなみにこの傾向は、人によって異なっており、かつての私の同僚は最も作業効率が高いのは、午後16時以降夜までという、私とは真逆のメンバーがいました
本やウェブの情報を鵜呑みにするのではなく自分の実績を取って自分の特徴を把握するべきです
時間の家計簿のとり方メリデメ
パソコンを使う
パソコン上で作業をされることが多い場合、これが一番効率的に感じるかもしれません
色々なツールがありますが、私が最もオススメなのはTODOリストと作業時間記録が同時に取れるタスクシュートです
大橋悦夫さんがSE時代に開発したというエクセルシートで、時間の管理やタスク管理についての思想も含め学べるとても素晴らしいツールです
有料版のTashChute2 6480円というのもありますが、無料版のTaskChute1で十分に威力を発揮します
その他、類似のウェブサービス等もあります
パソコンで時間の家計簿を取ることのメリデメ
メリット
- パソコン上で全て完結する
- 上記のExcelを使うものも含めタスクの集計等が自動で行われる
- 一日あたりに記載できるタスクの量に上限は無いため、いくらでも細かく時間を管理することが可能になる
デメリット
- パソコンが手元にないと入力できない
- パソコンが固まった時、なんらかの処理でパソコン上で作業ができないとき(立ち上げ中とか、シャットダウン後とか)に入力できない
- (タスクシュートに限りますが)Excelの他のマクロを開発している時に邪魔
スマホを使う
スマホにも、時間管理の為のたくさんのアプリがあります
そういうものを利用するのは良いです
メリット
- パソコンが固まっている時などでも入力可能(立ち上げ時や、シャットダウン時等)
- パソコンの前にいない時でも入力、内容確認ができる
- 時間集計など自動で行えるものが多い
デメリット
- 職場でスマホ利用が禁じられている場合がある
- タスクの入力に、パソコン程直感的にできない
紙で管理する
もっとも原始的な方法です(笑)
管理するならば、一日1ページの記載が可能な手帳に時系列に書いていくのがベストだと思います
時間管理は、なれてくるとかなり細かい時間単位まで管理したくなることがあるので、ある程度大判である方が望ましいですが、携帯性が損なわれれば本末転倒です
私の場合は、今のところ以下の手帳に落ち着いています
スケジュール帳 2018 手帳 ダイアリー EDiT1日1ページ 2018年1月始まり A5正寸 ETC ストレージ ドット イット マークス
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メリット
- 場所/時を選ばない
- メモなのでさっと書ける(記憶が揮発する前に書き込める)
- 自分で自由にデザインできるため、例えばその時の気分なども含めて書き込める
デメリット
- 集計できない(面倒)
- 持っていないと書き込めない
- パソコン/スマホ/手帳を持ち歩くとなると面倒
ちなみに、私は今は色々試した挙句にこの手帳記載方式に落ち着いています
Excelのマクロをちょくちょく書くことで、TaskChuteを諦め、職場でスマホ利用が禁じられた為の緊急避難ですが、それでも最初に書いた時間家計簿をつけるメリットは享受できていると思います
時間家計簿を続けるには
正直、続けることにこだわる必要はないと思います
試しに1日だけ付けてみよう、とか1週間だけつけてみようとかで全然最初は問題無いです
お金の家計簿だとほとんどの人が収入が1ヶ月に1度給料として入ってくるだけという生活スタイルなので1ヶ月分の支出を補足しないとあまり意味のある数字にならないのですが、時間は毎日24時間ときまっているので、1日の時間の収支を見るだけでも得るものがあります
まずは付けてみて、自分の時間の使い方を見直し、しばらくしてまた付けてみて…という記録→見直し→実行という事を繰り返すことで、自分の時間の使い方の達人になっていけば良いと思います
その時のコツは、お金の無駄遣いを減らすのと同じで、いきなり無駄と思われる時間を0にするのではなく(必ず反動が来るので)、管理をして一定時間に収めるようにするとか、時間帯を決めるとかすることから始めれば良いです
以上 時間の家計簿を書いて時間管理の達人になる為の記事でした
まとめ
− 時間もお金と同じで記録をつけなければ、無駄に気が付けない
− パソコン、スマホ、ノートなど自分の好きな方法で記録を取ると良い
− ずっと続けようと思うと気が重いが、1日だけ1週間だけでも効果あり
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