言うまでもなくExcelは、表計算ツールです
そういった意味で、いかに計算を早くシンプルに行うかというための仕組みがとても充実しています
その中でも、使い方がわかると集計や計算が劇的に速くなるピポットテーブルについて、詳しく説明していきます
【目次】
ピポットテーブルとは何か
名前からだけではその機能がとても分かりにくいものです
以下のようなことが数ステップの手順で行えます
- 大量のデータをクロス集計できる
- 集計は、合計だけでなく個数や平均値、最大値、最小値といった形で見ることも可能
- クロス集計した各列、各行、全体の中での割合を算出することも出来る
と言われてもピンと来にくいかも知れません
具体例を挙げながら、説明していきましょう
家計簿データを分析する
あまり仕事に近いデータを例にすると業界に寄ってピンと来にくい例になるかもしれないので、家計簿データを例に取ります
以下のようなデータがあると仮定します
日付 | 費目 | 細目 | 金額 |
---|---|---|---|
9/1 | 食費 | 朝食 | 250 |
9/1 | 食費 | 昼食 | 500 |
9/1 | 食費 | 夕食 | 1500 |
9/1 | 交通費 | 電車 | 400 |
9/1 | 住宅費 | 家賃 | 80000 |
9/1 | 住宅費 | 駐車場代 | 20000 |
9/2 | 食費 | 朝食 | 250 |
9/2 | 食費 | 昼食 | 1200 |
9/2 | 食費 | 夕食 | 800 |
9/2 | 交通費 | 電車 | 400 |
9/2 | 被服費 | 理容 | 7000 |
9/3 | 食費 | 朝食 | 250 |
9/3 | 食費 | 昼食 | 1200 |
9/3 | 食費 | 夕食 | 800 |
9/3 | 交通費 | タクシー | 800 |
…のような感じのデータです。おそらく一か月分だけでも200行から300行くらいにはなりそうですね。
日付別に費目毎の集計をする
まずは、基本的なクロス集計の例です
日付を縦軸に、費目を横軸に集計を行い日々費目別にいくらずつ使っているかを分析してみます
以下のような形の集計表を作ることで、日別の費目別の使ったお金の合計額、日毎、費目毎の合計額を集計しましょう
手順は、3ステップで完了します
1. 対象のデータ範囲を選択します
以下の記事で紹介したExcelショートカットを使えば2回のショートカット操作(ctrlshift→、ctrlshift↓)で対象データを全部選択できます
2. メニューのピポットテーブル挿入を選択します
ピポットテーブルを作る先を指定するので、新しいシートを指定します
同一シートに作っても構いません。その場合、テーブルの左上にあたるセルを指定することになります
3.列と行の集計キーを何にするかを決めます
ここでは、横軸に費目が並び、縦に日別で並ぶ集計表を作る方法で説明します
なれれば5分とかかりません
表の形式を変えてみる
集計のキーを追加する
先ほどの家計簿データには、細目のデータも含まれていました
このキーも追加して集計をしてみましょう
表示する費目を絞り込む
全ての費目を表示すると横に広がりすぎてしまって見にくくなってしまいます
表示する費目を絞り込むことで分析しやすくなります
以上 ピポットテーブルを使う基本でした
記事が長くなってきたので、応用編はまた別の機会で記事にします
まとめ
− ピポットテーブルを利用するとクロス集計が非常に簡単に作成できる
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