キーボードのブラインドタッチに慣れたら、より入力を速くしたいと思うはずてす

その時に目に入ってくるのは、キーボード上のかな文字。これを利用する「かな入力」について考えたことはありませんか?

シンプルに考えればローマ字入力で2打鍵で一文字入力できるのが、かな入力ならば、1打鍵です

でも、周りにあまりかな入力をしている人は少ないですよね

私自身かな入力を一度は、チャレンジしながらも今はローマ字入力に戻っています

その経験を踏まえて、かな入力とローマ字入力のメリットデメリットの比較をしてみましょう

f:id:tatsujinwork:20180501220143g:plain

【目次】

プロのワープロタイピング検定はかな入力派が圧倒的

と言う時代がかつてありました
最近では、ワープロ検定の受験者のサイトを見ると「かな入力でもじゅけんできますか?」というFAQが載ってるくらいで、時代はかわったなと思います

今や、9割くらいの日本語入力者は、ローマ字入力をしていると思います

なので、世の中の流れがそれなら理由なんてどうでもいいので、ローマ字入力で行こうというかたは、ここで記事を読むのをやめてOKです

かな入力のメリット

メリットは圧倒的な打鍵数の少なさです
以下は朝日新聞の天声人語を4日分を入力した時の打鍵数の比較です

入力方法 総打鍵数 比率 備考
JIS配列かな 4110 1.00 シフトキー自体を押した回数はカウントしない
ローマ字入力 6474 1.57 シフトキー自体を押した回数はカウントしない

この表のように、打鍵数でいえば、1.6倍ローマ字入力の方がかな入力に比べてキーを多くたたいているけいさんになります

ランニングに例えると海外の長身の陸上選手が、2歩で走る距離と同じ距離を3歩かかる背の低い選手がスピードを競うようなものです

打鍵スピードを上げるより、入力方式を切り替えた方が良さそうです
僕も、最初はそう思っていました

思った以上にデメリットが多い

取りあえずあげてみます

  • キーボード配置を覚え直さないと行けない
  • しかも、英字の倍覚える必要がある
  • 広範囲にキーが配置されているため、ホームポジションから遠いキーがある
  • 数字キーにも文字が割り当てられているため数字を入力するときにIMEの切り替えが必要になる
  • ローマ字と違って1打鍵で文字が入力できることが多いが、濁音や半濁音はやっぱり2打鍵

などです。
覚えること自体は慣れですし、ブラインドタッチを覚えるときと同じでそれで得られるメリットを上回れば習得の価値はあります

また、数字キーの問題はテンキー付きのキーボード配置を使うことである程度解消されます(ホームポジションからいちいち指が離れるのは煩わしいですが)

また、広範囲にキーが広がつている問題は掟破りですが、かな入力の際にホームポジションを一つ右にずらすという方法である程度解消可能です
f:id:tatsujinwork:20180501213234j:plain

通常のホームポジションだと、右小指が、「れ」「せ」「ほ」「め」「へ」「け」「む」「ろ」と広範なキーを担当しなければならなくなりますが、一つずらすと、かな入力の際に右小指の守備範囲が「へ」「け」「む」「ろ」だけになります(代わりに、左小指の担当範囲が増えますが)
私自身は、かな入力にチャレンジしていた時は、このポジションで入力していました

最大のデメリットは、機種による変動が激しいこと

結局、かな入力の継続を諦めた最大の理由は、パソコンメーカーのかな配列に対しての無頓着さでした

f:id:tatsujinwork:20180501214001j:plain

特に海外製のノートパソコンなんかに多い気がしますが、上の写真のように、「ろ」がおかしなところにあるキーボードが結構な確率であるのです
特に私は、外資系の企業に勤めていたせいか、世界共通で仕入れられたノートPCを配布された時にこのようなキーボードでした

これでは、ブラインドタッチができません。せっかく身につき始めていたかな入力を断念しました

確かに覚えれば入力は早くなるが、環境の固定が必要

結局、かな入力を貫徹するには、
PCが自分で選べる。少なくとも、キーボードを自分の好きなものを選べる環境にいること
入力する文章内に英単語があまり含まれない(外資系企業にいるとき、結構な確率で自分の書く文章の中に英単語を含めなければならずその切替も負担でした)

などの環境が整う必要があります

もし、上記の環境を整えられるのであれば、かな入力を覚える価値はあります
しかし、どちらかが揃わない場合、かな入力を覚える投資に見合う効果を得続けるのは難しいかもしれません

ちなみに、最小の打鍵数を求めるならば、親指シフト入力という方法があります
なんと、かな入力よりも更に10%打鍵数が少なくなります
興味があれば調べてみてください(私は、試してみていません)

親指シフト – Wikipedia

私はちなみに「かな入力」を卒業(中退?笑)して、ローマ字入力に戻りましたが、それでも入力効率の高い方法に今は落ち着いています。

こちらは、また別途記事にしようと思います。

まとめ

− かな入力は、確かにキーの打鍵数が少ないが今では利用している人は少ない

− デメリットはいろいろあるが、パソコンメーカーによってキー配列が異なるのが一番問題

− その他の入力方式もあるので、チャレンジしてみる価値はあるかも

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です